整体を受ける際に、「どこに行ったらいいのかわからない」「どこで良い施術が受けられるか、自分では選べなくて困っている」という声をよく聞きます。確かに現在では非常に多くの整骨院や整体院、サロンが増え、お客さまご自身で迷ってしまいますよね。
身体の調子を良くしようと思って整体を探したのに、残念な結果になることはなるべく避けたいもの。そこで、整体を受けられる場所を選ぶときに、どんなポイントを重視したらいいかについてお話しします。
1.国家資格を持った施術者が在籍しているか
接骨院、整骨院、鍼灸整骨院、鍼灸院、整体院、あるいはカイロプラクティック院など、施術を受けられる場所はたくさんあります。あまりにも場所が多すぎて困っているなら、まずは「国家資格所有者が施術をしてくれるか?」を判断基準にしてみるといいでしょう。
施術をおこなうための国家資格には、柔道整復師や鍼灸師、あん摩マッサージ師などがあります。これらの資格は専門学校や大学で数年間学んだあと、国家試験に合格してからお客さまへの施術を提供することを、国から認められます。
国家試験に合格するには、専門的かつ範囲の広い知識を身につけることが必要です。しかし反対に考えると、それだけの知識を学ばなければ、痛みや不調で悩んでいるお客さまを助けられません。そのため、身体について深く学んだうえでの施術ができる場所を選ぶことが、良い整体に出会うための大きなポイントだと言えます。「国家資格所有者が在籍しているかどうか」は、そのなかでも特にわかりやすいポイントになるでしょう。
1.1.民間の資格でも、良い施術を提供できる場所はある
整体師になる場合は、その流派の資格を取る必要があるものの、国家試験を受ける必要はありません。したがって、整体師が持つ資格は国家資格ではなく、民間の資格であるケースが多いです。
とは言え、それぞれの流派で相応の知識と技術を身につけたうえで、民間の資格を取得している整体師の方が多いことも事実。「施術を受けたいけれど、しっかりとした対応をしてもらえるか不安に思っている」という場合には、その場所の口コミやお客さまからの声などを参考にして、総合的に判断するといいでしょう。
2.無資格の担当者による施術は、症状改善につながらないことも
一方で、もみほぐしのお店やリラクゼーションサロンの整体では、資格を持たない施術者が担当するケースが多いです。数日間の研修を修了させた担当者が、肩こりや腰痛などの悩みに向き合うことになります。
なかには施術が上手な方もいるかとは思いますが、「知識や技術は資格を持つ施術者に劣る」ということが否めないケースもあります。また、身体について知識を深めないままに施術をしていても、身体にとっては悪影響になるケースも少なくありません。
無資格の担当者から施術を受ける場合には、症状改善を目指すよりはリラクゼーションや癒しを提供してもらっている、と考えたほうが適切です。
「安全かつ安心できる環境で、知識も技術も満足できる整体を受けたい」という場合には、国家資格を持つ施術者がいる場所を選ぶことをおすすめします。